ずっと最強の座に君臨している楽天経済圏と勢力を増しているPayPay経済圏。
基本的には経済圏を1つに絞った方が、ポイント還元の恩恵が大きくなるのでお得です。
そうなると、どちらの経済圏がお得なのか気になると思います。
本記事では、どちらがお得なのかを徹底比較し、どのように経済圏と付き合うのがよいかまでご紹介してます。
PayPay経済圏と楽天経済圏、どちらを使おうか迷われている方の参考になればと思います。
本記事の内容
- PayPay経済圏や楽天経済圏とは
- 各経済圏の取り扱っているサービス
- 各経済圏の特徴とイマイチな点
- 各経済圏で得られる最大のポイント還元
- 私が得ているポイント還元対象
- 得たポイントの使い道
- PayPay経済圏と楽天経済圏の比較まとめ
本記事の結論
どちらの経済圏にもそれぞれの良さがありますが、現状は楽天経済圏の方がお得。
ただし、改悪等の今後を考えると、1つの経済圏に依存するのは危険です。
したがって、複数経済圏の併用を推奨します。
え、経済圏って併用できるワン!?
本記事を執筆していて、人によって使うサービスは様々なので単純比較は難しいと感じました。
なので、最大限恩恵が得られる場合と、私が実際に得られているポイント還元のケースを例に解説していきます。
PayPay経済圏(ヤフー経済圏)や楽天経済圏とは
まず、経済圏という言葉をおさらいします。
経済圏とは、買い物や生活で必須な部分を各サービスでまかない、ポイントを貯め、そのポイントで生活をすることです。
PayPay経済圏
- ヤフーカードとPayPay支払いで決済
- PayPayモールやYahooショッピング・LOHACOで買い物をする
- 貯まるのは、TポイントやPayPayボーナス
PayPay経済圏の詳細は別記事にてまとめております。
楽天経済圏
- 楽天銀行を開設し、各種引き落とし先に設定
- 楽天カードで決済
- 楽天証券で毎月積み立てする
- 楽天市場で買い物をする
- 貯まるのは楽天ポイント
楽天経済圏については別記事にてまとめております。
最初の設定や調査は大変ですが…
最初の設定だけクリアすれば、あとはほぼ自動的にポイントが入ってくるのでとても良いです。
PayPay経済圏と楽天経済圏で取り扱っているサービス
PayPay経済圏で取り扱っているサービスを一部抜粋すると以下です。
- Softbank(スマホ)
- ヤフーカードやPayPayカード
- PayPay
- ヤフーショッピング
- ヤフオク
- ebook japan
- LOHACO
- 出前館
- ヤフートラベル
続いて楽天経済圏で取り扱っているサービスを一部抜粋してみます。
- 楽天カード(クレジットカード)
- 楽天銀行(キャッシュカード)
- 楽天証券(投資関連)
- 楽天ふるさと納税
- 楽天ペイ
- 楽天電気
- 楽天ガス
- 楽天モバイル
- 楽天ブックス
- 楽天トラベル
これからどちらの経済圏を使おうか迷われている方は、サービス名だけだとイマイチよくわからないと思います。
次からはそれぞれの経済圏の特徴や微妙な点をまとめていきます。
PayPay経済圏の特徴と微妙な点
PayPay経済圏の特徴は何といっても、
簡単に始められることです
簡単に始められること以外の特徴をまとめると以下です。
- 企業の買収や統合によって勢いがある
- PayPayブランドにまとめていこうという意欲が見える
- 始めるのが比較的簡単
- 楽天よりもポイントが使える店舗が多い
- 頻繁にキャンペーンをしている
企業を買収していって拡大した経済圏だからか、
サービス名がバラバラでわかりづらいです
ただ、ここはPayPayに名前を統一していくみたいなので、これからの動向に要注目です。
イマイな点をまとめるとこんな感じです。
- 現状、サービス名がバラバラでわかりづらい
- もらえる上限ポイントが低いキャンペーンがある
- 楽天のSPU最大値よりポイント還元が若干劣る
楽天経済圏の特徴と微妙な点
楽天経済圏の特徴はたくさんありすぎて一言では表せませんが、抜粋すると以下です。
- 全てのサービスが楽天とつくのでわかりやすい
- 楽天ポイントの使える範囲は広い
- ふるさと納税も楽天ポイント還元対象
- 楽天銀行や楽天証券等の金融サービスは業界トップクラス
- 利用者が多く、情報を仕入れやすい
イマイチな点は何といっても、楽天経済圏のサービス内容がどんどん改悪されていっている点ですね。
楽天モバイルで大判振る舞いしているのでそのツケがきているといった印象です。
- ポイント還元に対する改悪が続いている
- 期間限定ポイントは意識しないとすぐきれちゃう
- 始めるまでに色々設定が必要で少し大変
PayPayと楽天のポイント還元率を比較
まずは最大で恩恵を得られるのはどれくらいか確認していきましょう。
PayPay経済圏のポイント還元率
PayPay経済圏はどのECサイトで何支払いをするかでポイント還元率が変わります。
少しわかりづらいので図で表しますね。
ヤフーショッピングかLOHACOでヤフーカードで買い物するのが一番お得ワン?
ちょっと待って!実は他にもPayPay STEPというのがあるんだ
ということで「PayPay STEP」について説明します。
楽天でいうSPUみたいなもので、特定の条件を満たすとポイント還元率が上がっていきます。
最大還元をまとめると、
PayPayモールで買い物をするときに、PayPay残高で支払うと最大11%還元を得られる
といった感じです。
さらにPayPayでは、これらとは別にキャンペーンでさらにポイントがもらえるタイミングがあります。
- 毎週日曜日→+5%
- 5のつく日(5日、15日、25日)→+4%
- ソフトバンクユーザーかつ日曜買い物→+10%
なので、Softbankユーザーで良いタイミングが重なれば+14%さらにもらえるということです。
ただ、すべてが都合よく重なるという訳でもないので
基本的には毎週日曜の+5%を狙う感じかと思います。
PayPay祭とか、不定期に来るビッグイベントもあるのでそれも狙うとさらにお得です。
楽天経済圏のポイント還元率(SPU)
楽天経済圏は以下のような感じで、すべてを達成すると+15倍になります。
サービス | 倍率 | 達成条件 | 月間獲得上限額 |
楽天会員 | +1倍 | 楽天会員であること | |
楽天モバイル | +1倍 | 契約 | 5,000ポイント |
楽天モバイルキャリア決済 | +0.5倍 | 月2,000円以上の料金をキャリア決済する | 5,000ポイント |
楽天ひかり | +1倍 | 契約 | 5,000ポイント |
楽天カード、楽天ゴールドカード | +2倍 | 楽天カードを利用して楽天市場で買い物 | 5,000ポイント |
楽天プレミアムカード | +2倍 | 楽天カードを利用して楽天市場で買い物 | 15,000ポイント |
楽天銀行+楽天カード | +1倍 | 楽天銀行の口座から楽天カード利用分の引き落とし | 会員ランクで異なる |
楽天の保険+楽天カード | +1倍 | 「楽天の保険」を楽天カードで支払い | 5,000ポイント |
楽天証券 | +1倍 | 月1回500円以上のポイント投資 | 5,000ポイント |
楽天トラベル | +1倍 | 対象サービスを月1回予約し、利用 | 会員ランクで異なる |
楽天市場アプリ | +0.5倍 | 楽天市場アプリでの買い物 | 会員ランクで異なる |
楽天ブックス | +0.5倍 | 月1回1,000円以上の買い物 | 会員ランクで異なる |
楽天Kobo | +0.5倍 | 電子書籍を月1回1,000円以上買う | 会員ランクで異なる |
楽天Pasha | +0.5倍 | レシートを送り、100ポイント獲得 | 5,000ポイント |
Rakuten Fashionアプリ | +0.5倍 | アプリで商品を月1回以上購入 | 会員ランクで異なる |
楽天ビューティ | +0.5倍 | 月1回3,000円以上の利用 | 会員ランクで異なる |
また、この15倍のポイント還元とは別で買い物のタイミングによって得られるポイントがあります。
- 1日(ワンダフルデー)→+2倍
- 5か0のつく日(5日、10日、15日、20日、25日、30日)→+2倍
- 楽天イーグルスorヴィッセル神戸orバルセロナが勝利した翌日→+1倍
- お買い物マラソン→商品を買った店舗数に応じて倍率アップ!最大+9倍
- スーパーセール→購入金額に応じて倍率アップ!最大+6倍くらい
- スーパーDEAL→最大+49倍
基本のSPU還元からさらにポイント還元が得られるということで、楽天経済圏のポイント還元がえげつないということになっているのです。
私はお買い物マラソン期間の5か0のつく日を狙ってます
なので、楽天経済圏で得られるSPUの最大還元は
基本のSPU+15倍とキャンペーンのどれかになると思います。
ポイ活の基本は無理なく貯めるだと考えてて、誰もがすべての条件を満たせるわけではないと思います。
なので、実際に私が得ているポイント還元をご紹介していきますね。
参考にしてもらえればと思います
PayPay経済圏で私が得ているポイント還元対象
結論を先に述べると、+15%です。
内訳はこんな感じです。
- 毎週日曜にPayPayモールで買い物をする
- 支払いはPayPay残高でする
- PayPay残高のチャージにはヤフーカードを使う
- PayPayとヤフーIDを連携する
- ヤフープレミアム会員登録をする
- クレカを月3万以上使う
特定サービスを3つ以上使うという部分に関しては、毎月意識するのが面倒なのでやっていません。
クレカ利用3万については、電気や水道の支払いにヤフーカードを使ったり、PayPay残高チャージとかで大抵いきます。
楽天Payは使えないけど、PayPayは使えるみたいな店も多いですからね
楽天経済圏で私が得ているSPU対象
こちらも結論を先に述べておくと、17倍+αです。
内訳として、まず基本のSPUは+6倍です。
- 楽天会員
- 楽天モバイル契約
- 楽天カード利用
- 楽天銀行+楽天カード
- 楽天証券
- 楽天市場アプリで買い物をする
もちろん、楽天市場で買い物をするときはお買い物マラソンや0か5のつく日を狙います。
実際は+11倍されて、合計+17倍です。
あと39ショップから購入したり、ポイント還元率アップ対象店舗で購入したりするので、実際はもっと多いです。
私は楽天の方がポイント還元率が高いということですね
獲得したポイントの使い道
貯めたポイントは使わないとまったく意味がありません。
それぞれの経済圏でどのようにポイントを使えるか確認してみましょう。
PayPay経済圏でのポイントの使い方
PayPay経済圏で得られるポイントは基本的には、
- お買い物の決済で利用
- PayPayボーナス運用(証券)
- 請求書の支払い
とかだと思います。
私はリアル店舗で楽天Payが使えないところで主にPayPayを使います
楽天経済圏でのポイントの使い方
楽天ポイントの使い方は少し注意しないと、損するパターンがあります。
詳細は別記事にてまとめておりますが、簡単にまとめると
楽天カード、楽天Pay、楽天でんき、楽天モバイル、ポイント投資の支払いに使うのがおすすめです。
楽天市場で決済する時に楽天ポイントで0円にしたらダメワン?
一番ダメな使い方だね。本来得られるはずだった楽天ポイントがもらえなくなるよ
詳細は別記事にてご確認ください。
PayPayと楽天の比較結果まとめ
PayPay経済圏と楽天経済圏を比較してきましたが、結論をまとめていきます。
- 基本的にポイント還元は「楽天経済圏の方が優秀」
- 始めるのが簡単なのは「PayPay経済圏」
- PayPay経済圏は勢いがあるが、楽天経済圏は改悪が続く
- PayPayの方が使える店舗数が多い
- 楽天は金融サービスが業界トップレベルに使いやすい
- 楽天はサービス名が統一されててわかりやすい
そして調べていてわかったのですが、PayPay経済圏と楽天経済圏…
併用していくことが可能です
というのも、ポイント還元率アップの対象がPayPay経済圏と楽天経済圏で基本的に競合しないからです。
したがって、私は
メインは「楽天経済圏」を使い、今後の動向も見つつPayPay経済圏も使える範囲で使う
といった運用をしていきます。
そうすることで、楽天経済圏がもう駄目だとなった時にすぐに切り替えもできます。
そして足りないところはそれぞれで補うこともできます。
私の場合、楽天PayはダメでPayPayはOKみたいなパターンが多いのでいい感じ
結論:PayPay経済圏と楽天経済圏は併用がおすすめ!
今回は、PayPay経済圏と楽天経済圏の比較をしてきました。
本記事の要約
- 基本的にポイント還元は「楽天経済圏の方が優秀」
- 始めるのが簡単なのは「PayPay経済圏」
- PayPay経済圏は勢いがあるが、楽天経済圏は改悪が続く
- PayPayの方が使える店舗数が多い
- 楽天は金融サービスが業界トップレベルに使いやすい
- 楽天はサービス名が統一されててわかりやすい
- PayPayにブランド統合するといった形でやる気を感じる
- 両経済圏は併用が可能
調査した結果、私はメインを楽天経済圏にして、サブでPayPay経済圏を使うと決めました。
ただ、人によって生活の仕方や使うサービスは違いますので、どちらを使っても良いと思います。
楽天経済圏一強時代は終わりが来ていて、他の経済圏も勢いがあります。
なので、併用とまではいかなくとも情報のキャッチはしておきましょう。
楽天経済圏を始めようと思った方向けに、上から順にやるだけの手順を作成しておりますのでよかったらどうぞ。