2021年4月に楽天ゴールドカードのサービスが改悪されました。
今後も楽天ゴールドカードを使い続けるメリットがあるのか考えていきます。
本記事の内容
- 楽天ゴールドカードとは
- 楽天ゴールドカードのサービス改訂内容
- 楽天ゴールドカードを使い続けるメリットについて
- 楽天プレミアムカードを検討する場合の損益分岐点はいくらか
- 結局今後どうするべきか
- 年会費返却手続きについて
結論
楽天ゴールドカードを使うメリットはほとんどありません。
通常の楽天カードかプレミアムカードのどちらかを検討しましょう!
また、これからの楽天経済圏の改悪に備え、別の経済圏にも注目しておいた方がよいです。
これを機に私もPayPay経済圏を併用し始めました
楽天ゴールドカードとは
楽天のクレジットカードには複数種類があり、その中の1つです。
代表的なのが、「楽天カード」・「楽天ゴールドカード」・「楽天プレミアムカード」の3つです。
「楽天ゴールドカード」は通常の「楽天カード」からグレードアップしたカードを指します。
- 年会費は永年無料
- 還元率は1%(100円につき1ポイント)
- SPUは+2倍
楽天銀行カードから楽天カードに切り替えたときに、詳細をまとめております。
楽天ゴールドカードのサービス改訂内容(改悪)
2021年1月14日に楽天からこのようなメールが届きました。
- 2021年4月1日以降は、楽天ゴールドカード特典のポイント+2倍が終了し、通常の楽天カードと同じ倍率になる
- 「お誕生月サービス」が開始される
- 楽天プレミアムカードは変わらず+2倍のまま
ということなので、楽天ゴールドカードはサービス内容が誰がどう見ても改悪されてしまったということです。
楽天カードの成績は良いから+2%をなくしても、ユーザー離れはないだろうという判断なのでしょうね。
楽天モバイルの業績が悪いし、プレミアムカードへ誘導したいというところも理由でしょうか。
お誕生月サービスとは
誕生月に楽天市場・楽天ブックスの利用でポイント+1倍になります。
ただし、月間の獲得上限は2,000ポイントのみです。
要は、誕生月に楽天市場で20万円の買い物をすれば、2,000ポイントを獲得し、年会費分の元が取れるということです。
いや、1ヶ月に20万も買い物しないでしょ…2,000ポイント獲得のために20万買い物をするのは節約にならんし、本末転倒!
楽天ゴールドカードのサービス改訂をまとめると、
楽天ゴールドカードの+2倍の特典がなくなり、お誕生月サービスに変更になったという感じです。
改悪後の楽天ゴールドカードを使い続けるメリットについて
今までは
- 通常ポイント+1倍
- 楽天カード+1倍
- 楽天ゴールドカード特典+2倍
でしたが、最後の+2倍が改悪によりなくなります。
年会費が2,200円なので、2,200ポイント以上を獲得すれば、年会費の元は取れていました。
もっと言うと、年間11万円の買い物を楽天市場ですれば、楽天ゴールドカードの方がお得という計算だったのです。
楽天ふるさと納税もポイント還元対象なので、実質は年間5-7万円の買い物でOKでした。
ここまで見てくださり、勘のいい方は気づいたかと思いますが、
- SPU倍率が通常カードと変わらない
- 年会費分の元を取るための金額が上がった
ということで、楽天ゴールドカードを継続利用するメリットはほとんどないです。
なので、年会費無料の楽天カードか楽天プレミアムカードを検討することになってきます。
楽天プレミアムカードの損益分岐点はいくらか
「楽天ゴールドカード」がダメなら「楽天カード」か「楽天プレミアムカード」のどちらが良いか?ということになると思います。
まず、楽天プレミアムカードについてですが年会費11,000円がかかりますが、楽天市場での+2%は今後も継続されます。
さらに言うと、「お誕生月サービス」と「選べるサービス」でそれぞれ+1%されます。
以下のうちどれか1つを選択できます。
- 楽天市場コース→毎週火曜日/木曜日に楽天市場での買い物が+1倍
- トラベルコース→楽天トラベルオンライン決済で+1倍
- エンタメコース→楽天TVや楽天ブックス利用分ポイント+1倍
汎用的なものを考えると、基本的には「楽天市場コース」を選択でしょうね。
年会費が11,000円なので、11,000ポイント以上を獲得すれば、年会費の元は取れるので金銭的に得ということになります。
なので、年間で55万円(一月当たり46,000円)の買い物を楽天市場ですれば、楽天プレミアムカードがお得です。
※お誕生月サービスや楽天市場コースを組み合わせればもっと安く済む可能性はあります
あと、ポイントは関係ないですが、プライオリティパスで国内・海外の空港ラウンジが無料で使えます。
改悪を踏まえ、アップグレードかダウングレードのどっちがいいか
最大のポイントは年間55万円(月間46,000円)の買い物を楽天市場でするかどうかです。
- 年間55万円の買い物を楽天市場でするのであれば、「楽天プレミアムカード」
- そうでないなら、通常の「楽天カード」
ただ、カードを切り替えるとカード番号が変わってしまいます。
支払い変更をするのが面倒で年間2,200円を払うのは問題ないという方は楽天ゴールドカードでもよいかもしれません。
私は「楽天カード」にダウングレードしました
年会費返金手続きについて(すでに終了)
楽天ゴールドカードサービス改訂のメールの最後にこのようなことが書かれています。
要は、楽天ゴールドカードの年会費が、2021年3月31日までに手続きをすることで返金されるということです。
楽天ゴールドカードをやめる方は、メールに記載されているURLから返金手続きを必ずしましょう。
※2021年8月時点は終了してます
まとめ:楽天ゴールドサービス改悪後は、継続するメリットがほとんどない
今回は、楽天ゴールドカードの改悪内容と楽天プレミアムカードへアップグレードするなら損益分岐点はいくらになるかという点について解説してきました。
本記事の要約
- 楽天ゴールドカード特典のポイント+2倍が終了し、通常の楽天カードと同じ倍率になる
- 「お誕生月サービス」が開始される
- 楽天プレミアムカードは変わらず+2倍のまま
- 楽天ゴールドカードを使い続けるメリットはほとんどなし!
- 年間55万円買い物をするなら「楽天プレミアムカード」へアップグレードを検討
- そうでないなら通常の「楽天カード」を使用する
今回、楽天ゴールドカードのサービス内容が改悪されたということでショックではあります。
ただ、楽天経済圏が節約に有効という点は変わりません。
引き続き、支出を減らすために、楽天経済圏を利用して節約を頑張っていきましょう!
まだ楽天経済圏を初めてない人はこちらからどうぞ。